8月に描いた渾身の一枚を添削して頂いたぜ!
結果の公開URL:https://sessa.me/correction/6860
sessaの規約上、添削結果の著作権は依頼者に移るそうなので、以下は頂いた画像をもとにした反省会。
依頼文に書いた質問事項
- サムネ力が弱い
- 服のシワの塗り方がよく分からない
- 「何かを持つ手」が浮いて見える
- 小綺麗にまとまっているけど全体的に地味な印象
頂いた添削結果
めちゃんこ褒めて頂いた…。
今後実行できそうなアドバイスをまとめると、
配色:
インプットを増やす。書店で色見本帳を見てみよう気に入ったら買おう
楽器が浮いて見える問題:
線が細いことと、掴んでいる指先が見えなくなっていることによる。
物↔手、お互いが及ぼす影響を描こう
理詰めで描いている:
気にしないでOK。楽しく描こう
服のシワについて
シワ…難しい、今後の課題。
「谷の部分は肌に当たっている」に気を付けて資料を見るなり描くなりしてみようかな。
結局シワもデフォルメなんだけど、自分が描きやすい好きなシワの「型」とか「パターン」を見つけてそれをベースに描くとそれっぽくなるとのこと。悪い手クセがついていないか、型のバリエーションがワンパになっていないか考えてみよう。
あと私の塗りだとラッピングラインと逆行するシワになっているので奥行きが変に見える。質感もゴワゴワして見える…
掴んでるモノ浮いて見える問題
ここからは私の視点でのラフになります。
何かをつかんでいる〜など、手だけではなく物の描写が入ると一気に難しくなります
それは物から手へ、手から物へ影響が出てその影響の描写が必要になるからです。
物に対しても手に対しても影響の描写が少ないとただ二つのモチーフを画面上で重ねただけになります。
重ねている手はどれくらいの重さを支えているのか、モチーフと接している手にはどのくらいの力がどれくらいの面積が接してどこに当たっているのか…できる限りで良いのでイメージをしてみてください!
補足の生放送にて:
関節から先が完全に見えなくなっているアングル。写真の場合は変に見えることはないけど、絵の場合はたとえそれが「正しい」絵でも不自然になるらしい。なので、上記のようにウソを描くと良い。とのこと。
目からウロコ~。写真や鏡を参考にすることが多いので気を付けよう。
立体感と奥行き
横顔に近い斜め顔を描くときは、よく描いている横顔に引っ張られやすい。
なので、きれいに描くのが難しいと感じるときは直方体から始めて角を切り落とす考え方でアタリを取ってみる。
それと画面奥行き方向の立体感がずっと苦手問題。
今回の場合は弓を持つ手と胸の間にバレーボールが入るくらいの空間があるはず(実際に同じポーズを取ってみると分かりやすい)
正面水平アングルから見たシルエットに引っ張られがちなのは分かっている。せめてイラスト制作の時くらい、ラッピングラインをもっと丁寧に描いてみると良いかもしれない。あとウソだと思っても2割減で描いてみたらどうかしら。
すごいや!!!!
テクスチャに頼らずここまで表情と情報量を出せるのがすごい。音色が聞こえてきそうなのまじやばない???
あとヴォルフの髪型、こうなってたんだ…すごい、撫でたい
光を描くことができるようになれば一歩前進できると思う。陰の塗りに入るより前の段階で、光の色味と強さをもっとハッキリさせてみよう。そうすれば自然と影の色とコントラストが決まるのでは。
そういえば今回はカラーラフもそこそこに陰の塗りに入ってしまっていたっけ。
あと仕上げに空気感パーティクルを飛ばすパターン、覚えた。
補足の生放送:
放送中の質疑応答で、横顔に近いアングルで両目を描くときのポイントを教えて頂いた。
視線や焦点を合わせるのが難しくて、今回は諦めて塗りつぶしで済ませてたんだよね…
難しい場合は、まぶたのアウトラインと瞳を別レイヤーに分けて位置を調整すると良いそう。瞳はシルエット(薄い色で塗りつぶした円)から始めて、およその位置が決まってから瞳孔などを描き込むと良い。
漫画だと稀によくあるアングルなので今度やってみよう。
総括:今後の主な課題はシワと光
というわけで反省会終わり。
服のシワなんかは漫画を描いてく中でも練習できることだし、程々に取り入れてみるで。