スーツの練習でシワの描き方考察

この絵描いた後クリスタver.3にアップデートしたので色収差使ってみた
いよいよ全員お揃いの格好でお葬式行くみたいになってしまった

線画で描けても塗れない問題

カラーイラストの場合、シワの明るい部分(=山)が印象を決める
線画では「シワの谷」をなんとなくで描いているので難しい

「影をつける」より「光を当てる」と考えると少し捉えやすい
今のところ、最初にざっくりと影を描いて「山部分を削って作る」イメージで描いている

白いワイシャツは清潔感を出したいので
ベースカラーを白→モノクロ濃淡で影付け→グラデマップで色味追加

下描き~線画段階で入れたシワの線画は適宜消していく
シワが細かく深く入っている部分は色トレスした上で残す。主線を2影と同じくらいにするとエッジっぽくなる

当面の間は写真を参考にした方が良い
ただしそのまま描き写すと情報量が多すぎて浮くから目を細めて観察→取捨選択する

シワを均一に入れてしまう問題

シワは光源との位置関係でも濃さが変わる

  • 真上から光が当たる部分:全体に明るくシワが目立ちにくくなる
  • 斜めから光が当たる部分:山部分が光を遮るので斜めになるほどシワが濃く目立つ

なのでどこから光があたっているかを最初に決める。具体的な形はその後

スーツがのっぺり問題

  • 縦方向に薄くグラデーションを入れる
  • センタープレスを境界にして面にハイライトを入れる
  • リムライト
  • 影とハイライトを描き終わった段階でエアブラシを使ってごく薄い影を追加
    (胴体や手足の円筒、光を遮るモノによる影、広い面のたわみなど意識)
  • 影が大きくかかっている部分は水彩系ブラシで不透明度に濃淡をつけて質感を出す
  • 仕上げにノイズ系テクスチャ

今回はそんな感じで対処
5つ目は材質によると思うのでなんとも言えない…ウールとコットンとシルクで変わりそう